ウィスキングサウナのおすすめ: 雪ニセコで至福の時を

  • 文 Tsuyuki

五感を心地良く刺激され、身体は若々しく活性され、穏やかさに満ちた思考を漂わせる。そんな週末を想像してみてください。ごく最近、 8月25日から27日まで、雪ニセコで静寂へのジャーニーとして、リトリートが行われました。

フォレスト・ウィスキングサウナの体験は、まさに至福の時。週末のハイライトは、世界で活躍するウィスキングマスターである東海林美紀先生がリードする、フォレスト・ウィスキングサウナ体験。美紀先生がウィスキング・サウナと呼ばれるサウナリチュアルに情熱を注いでから8年余り。バルトの静寂な森林やスカンジナビアの清廉な景色を巡り、そのユニークなサウナリチュアルの経験と研究を重ねてこられました。

体験者の皆様から関心と絶賛を集めたこのリトリートの体験談を、お楽しみください。

魅惑のウィスキングサウナの世界

ウィスキングサウナとは - 古来より存在する、フィンランド語で「ヴィータ」と呼ばれるサウナウィスクは、葉のついた若い小枝を束ねたもので、サウナ・セッションを感覚的な旅へと変えてくれるツールです。このウィスクで風をつくり、肌を優しくブラッシングすることで、血行が促進され肌が整います。使われる木の種類によってその他の様々な効果も期待できる、それがウィスキングサウナです。

いまや各地で人気を博しているサウナも、全ての人々が好むものではありません。素晴らしい温泉設備の中で行う雪ニセコのほど良いフォレストウィスキング・サウナであれば、今までサウナがあまりお好きではなかった皆様にとってもお楽しみいただけ、「ととのい」の世界へのお誘いとなれば幸いです。

至高のエクスペリエンス

サウナに一歩足を踏み入れると、暑い夏には爽やかな香り、寒い日には温かみのあるスパイシーな香りなど、その日の為に厳選された、ほのかなアロマの香りが漂います。アロマの香りが優しく漂う癒しの空間です。

心地よいポジションに落ち着くと、ウィスキングの開始です。ハーブを一束、手渡されます。深く息を吸い込むと、ウィスクによりサウナ内に循環されるアロマを含んだ空気と手にしたハーブの束、それぞれが重なり合い五感への刺激を促してくれます。

ウィスキング・サウナの大きな特徴のひとつは、時間を忘れてしまうこと。顔を撫でる優しいウィスクをただ楽しみ、完全なリラクゼーションに没頭している自身がそこにいます。気がつけば、全身に玉のような汗がにじんでいるのです。

ちょうど頃合いになると、その日のハーブで香りづけしたボディーソルトスクラブとフェイスマスクが用意されます。ソルトをやさしく肌に擦り込み、クリーム状のフェイスマスクでリラックスすれば、その心地よさと美肌効果に惚れ惚れとするでしょう。

本当の至福の時はまだここからです。サウナから出てさっと身体を流したら冷水につかり、耐えきれなくなったところで今度はちょうど良い湯加減の温泉へ - これが最高の時。

ウィスキング・サウナー冷水風呂ー温泉、この3ステップ目の温泉に入った時に身体が感じるセンセーションは、言葉で言い尽くすのが難しいほど。想像するのが難しいこの感覚は、是非、実際の体験をおすすめします。

静寂への旅の締めくくりに

ウィスキング・サウナの後、雪ニセコ内のヨガスタジオStudio Enにて穏やかなヨガを行い、エネルギーのリチャージが完了です。
サウナの後は水分補給が大切。この日はアルコール飲料は控え目に、méli mélo -Yuki No Koe- のテーブルへ。北海道をはじめとする国内の最高級食材を使用したクラフトジンジャービール「Hakko Ginger」でリフレッシュしてこの日を締めくくりました。

この体験の後なら、その夜の安らかな眠りは約束されたようなもの。翌日の目覚めは完全に若返り、エネルギーに満ち溢れているご自身を発見することでしょう。フォレストウィスキング・サウナは、五感のためのリトリートであり、至福のエスケープ。内なる平和を再発見する旅なのです。

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