• ニセコ
  • 2023年 12月 24日
  • 文 Camryn

ニセコのナイターの魅力

  • 文 Camryn

ナイターの時間は熱心なスキーヤー、スノーボーダーにとってゲレンデを思い切り楽しむ絶好のチャンス。初心者の方には、人混みを気にせずに練習に集中できる時間でもあります。昼間と違う山の一面も見る事ができ、新たな体験が待っています。

ナイターはどんなレベルの人でも楽しめますが、夜の山で楽しむコツやポイント、昼間との違いを把握しておくと、より一層楽しむことができるでしょう。

この冬、雪ニセコにお泊りの皆様に、ナイターを思いっきり楽しむためのポイントをいくつかご紹介。続きを読んで楽しいナイターに備えましょう。

情報

今シーズンのナイター営業の期間は2023年12月16日から2024年3月20日まで。ナイターのリフトの運行時間は16:30から19:00で、アンヌプリ国際スキー場では19:30までの営業しています。

ニセコはHANAZONO、グラン・ヒラフ、ニセコビレッジ、そしてアンヌプリの4つのスキーリゾートで構成されています。昨年HANAZONOリゾートでゴンドラのナイター営業が開始されたことで、全ての4リゾートでナイターを楽しむことが出来るようになりました。

ナイター営業時間では、利用できるコースは限定されますが、照明が設置されており、幻想的で、安全な滑走が可能です。シーズン券はもちろん、1日券はその日のナイター営業時間終了まで有効。思う存分ゲレンデを楽しむことができます。ナイター営業で利用出来るリフト、ゴンドラ、滑降できるコースの詳細は事前にゲレンデマップから確認して、最大限お楽しみください。

4つのリゾートの中でナイターで最も多くのコースを提供しているのは、グラン・ヒラフスキー場。他の多くのリゾートが初級・中級コースに絞ってナイター営業している中、グラン・ヒラフでは、初級から上級までの全てのレベルのコースがナイターでも滑走可能で、幅広いレベルのスキーヤー、スノーボーダーが楽しめるようになっているのもナイターで人気となっている理由のひとつ。たっぷりナイターを楽しみたいという方にはおすすめです。昼間に比べてゲレンデの混雑を気にせず、ゲレンデの空間を存分に楽しむことができます。

注意点

ナイターに出かける際に忘れてならないのが、防寒対策。日が落ちたあとのスキーは昼間よりもずっと寒いことは皆さん心得ているかとは思いますが、ナイターに出かける時は温かい服を来て快適な時間を過ごしましょう。

気温が下がるとゲレンデも変化を見せ、固く氷のように固くなる箇所も出てきます。硬いゲレンデはスピードも出やすく、転倒した際の衝撃も昼間に比べると大きくなる場合もあります。夜のゲレンデの状況をよく見て、よりスピードのコントロールに注意して安全で楽しい滑りを心がけましょう。

夜間のライトアップは、幻想的で美しい世界を見せてくれますが、視界が悪いことも。昼間は太陽の光から保護する暗めのレンズのゴーグルを利用することが多いですが、ナイターでは光の量が少ないので、明るめのレンズを活用できるとより視界が良くなります。ゲレンデの凹凸も夜は分かりにくい場合も多く、雪が降っている場合はより段差が見えずらいこともあるので注意が必要です。

ナイターを楽しむ際には、ゲレンデのエチケットを重要視することが安全な滑走を保つカギになります。滑りだす前に下りてくる人を確認し、他の滑走者との適切な距離を保ち、仲間と合流する際にも、周囲を確認して止まることが大切。これによって、皆が安心してナイターを楽しむことができます。

また、昼間との大きな違いは、4つのリゾート間をゲレンデで移動することが出来ない点です。ナイターで営業しているリフトでは、それぞれのリゾート内しか滑ることができません。他のリゾート間の移動は、ニセコユナイテッドシャトルの利用することになります。他のリゾートでナイターを楽しんだ後、雪ニセコのシャトルバスを利用してホテルに戻る場合には、リゾート間の移動時間と、雪ニセコの最終シャトル時間を予め確認しておくことをおすすめします。

ナイターの魅力

昼間に比べると制限があるナイターではありますが、ナイターでしか楽しめない魅力はたくさん。ナイターは熱心なスキーヤー、スノーボーダーにとって魅力的で、好んで滑る人も少なくありません。一つ目の魅力は時間とスペースの豊富さ。昼間に比べるとゲレンデの人数は格段に少なく、その分より広くゲレンデを楽しむことができ、リフトの待ち時間も少なくなることによって、滑っている時間がより多くなります。上級者にとっては、昼間よりも思いっきり自由に滑ることができ、初心者にとっては余裕のあるスペースでじっくり練習を楽しむことができる魅力的な時間です。

もう一つの魅力は、夜のライティングです。山の景色がガラリと変わり、ライトで照らされたゲレンデはその時によって違った陰影をみせてくれ、雪が降っている時は、その美しさが際立ちます。また、ゲレンデから見下ろす街並みの夜景も美しい光景を見せてくれます。

ナイターが終わったあとのアフタースキーも楽しみのひとつ。一日素晴らしいスキー、スノーボードをした後のワインや食事がより豊かなひと時をつくってくれます。

装備

ナイターに向けた装備も重要です。先にも触れていますが、晴天用の暗い色のゴーグルレンズはナイターには向いていないので、明るめの色のゴーグルを準備するのがおすすめ。

そして温かい服装を忘れずに!バッグに追加のレイヤーを準備したり、首、耳、顔などもしっかりカバーできるとより快適にナイターを楽しめます。おすすめの一つは、ブーツや手袋用のウォーマーを準備すること。ウォーマーには様々種類があり、バッテリー充電式の電熱ウォーマーや、発熱繊維のウォーマー、その他にファーインサートなど、夜の寒さから体を守るアイテムを持っていると便利です。

そして、ナイターを一緒に滑る仲間がいると、安心感を感じて楽しく滑れるもの。家族や友達と一緒にキラキラしたスロープを滑り、楽しく動いて温まるのが一番温まる方法でもあります。

雪体験

雪ニセコでは、ゲレンデでの時間を最大限で楽しんでいただきたいと考えています。ナイター期間中はシャトルバスの運行時間も延長しています。シャトルバスの最終便はリフトが閉まってから40分後に出発。ナイターからの帰りもスムーズにホテルまでお戻りいただけるようになっています。雪ニセコのシャトルサービスの詳細はこちらでご確認ください。

アフタースキー

雪ニセコに戻ったら、館内でアフタースキーをお楽しみください。館内の5つのレストランとワインバーの中からお好みを選んで、リラックスした時間をお過ごしください。

温泉

最後に、ナイターから戻ったあとの温泉は至福のひと時。雪ニセコでは大浴場と個別の貸切温泉のご用意がございます。深夜までご利用いただけ、一日の最後をゆっくりと癒して、くつろぎの時間をお過ごしください。

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