2024年ニセコ周辺の夏のお祭り

文 Camryn

夏の訪れとともに、ニセコとその周辺の地域では、様々なお祭りが開催されます。それぞれの地域の文化と伝統、特産物などを通して地元の雰囲気を味わうことができる絶好のチャンス。今回は、夏にニセコ周辺で開催されるお祭りについてご紹介します。

洞爺湖アニメフェスティバル

2024年6月22日～23日

洞爺湖温泉街がまるまるコスプレ会場となり、様々な展示や湖畔のステージでパフォーマンスを楽しめる、アニメファンは必見のイベントです。たくさんのコスプレーヤーが集うこのユニークなイベントは、合わせて様々なお店やキッチンカーも出店するので、アニメファンだけでなく、観光でもイベントを楽しめます。

登別地獄の谷の鬼花火

6月＆7月

人気の温泉地、登別温泉「地獄谷」で開催される花火大会。鬼花火伝説が語り継がれる登別温泉の守護神である「湯鬼人（ゆきじん）」が、人々の幸せと災厄除けを祈り夜空に鬼花火を打ち上げます。噴火のごとく、夜空を割るように打ち上げられる手筒花火は、高さ8mほどまで打ち上げられ、その光景は豪快で圧巻。鬼花火の開催は曜日限定のため、ぜひ観たいという方は開催曜日を確認してお出かけください。

積丹・美国神社例大祭（美国の火祭り）

2024年7月4日～6日

江戸時代から受け継がれてきた伝統の海上安全と豊漁、豊作を祈願するお祭りです。港や市街地で神輿や山車が賑やかに練り歩き、メインイベントの「天狗の火渡り」は美国神社の境内で行われ、火くぐりをして穢れを落とします。火の粉が舞い上がる中、天狗と神輿が進む姿は豪快そのもので見ごたえがあります。

岩内神社例大祭

2024年7月7日～9日

岩内神社例大祭は、「いわない祭り」として地元で親しまれるお祭り。見どころは、国道を全面通行止めにして行われる「神輿渡御」。例年神輿渡御の行列はおおよそ470名。行列が練り歩き、神輿２基が「神社坂」を一気に駆け上がる姿は圧巻です。100店以上の露店も連なり、町内、町外から多くの人が訪れ、毎年賑わいを見せるお祭りです。

仁木さくらんぼフェスティバル

7月

仁木町特産のさくらんぼが旬を迎える時期に合わせて開催される、食べて、観て、遊ぶお祭りです。新鮮なさくらんぼの販売の他に、たくさんの屋台が出店され、太鼓や踊りのパフォーマンスが会場を盛り上げてくれます。訪れた人が参加できるゲームなどもあり、さくらんぼだけでなく、楽しい夏の一日を過ごせるお祭りです。

倶知安町のじゃが祭りは、特産のじゃがいもの収穫を祝うお祭り。地元で愛されるじゃがいもの魅力たっぷりのイベントが盛りだくさんです。制限時間内に袋にじゃがいもを詰め放題の「じゃがいもジャンジャン取り」を楽しめたり、約1000人が参加して「じゃが音頭」に合わせて練り歩く「じゃが千人踊り」は圧巻です。駅前通りには地元のお店が屋台で出店し、ゲームやパフォーマンスなどで町全体が盛り上がりを見せます。お祭りの締めは大きな花火。駅前通りから見上げられる大輪の花火は迫力満点に夏の夜空を彩ります。

ニセコ七夕の夕べ

8月上旬

ニセコ町が誇る夏のビックイベント。北海道の多くの地域では、全国的な7月7日からひと月遅れた8月に七夕を祝います。ニセコでは8月の七夕を祝い、約1,500発の花火が夏の夜空を華やげ、迫力満点の美しさを見せてくれます。お子様も楽しめる体験コーナー、手持ち花火も楽しめたり、露店でグルメを堪能しながら、夏のひと時をご家族で楽しめるイベントです。

ひらふ祭り

8月中旬

ひらふエリアに一段と活気をもたらしてくれる夏祭りです。地元で人気の飲食店がお祭りのために屋台で出店し、ニセコの豊かな食材を使ってグルメカーニバルが開催されます。ライブパフォーマンスや豪華景品のチケットを忍ばせた餅まき、そして羊蹄太鼓と花火が共演するフィナーレは見逃せません。2日間に渡って開催され、ひらふエリアならではの国際色豊かなお祭りが楽しめます。

ニセコとその周辺地域では、たくさんの夏のイベントやお祭りがあります。伝統を受け継ぎながら、地域の特徴を生かして開催されます。各地域の美味しいグルメを堪能しつつ、素晴らしい思い出を持ち帰ることができます。ニセコを北海道の夏を楽しむ拠点にして、周辺エリアまで楽しむワクワクの夏を計画してみるのもおすすめです。