冬のニセコを訪れるなら、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツは欠かせません。初めて挑戦する方にとっては、ゲレンデに立つのが少しハードルが高く感じるかもしれませんが、大丈夫!事前に基本を知っておけば、より楽しくスムーズに滑り出せます。そこで今回は、ニセコのRhythmスタッフであり、スノースポーツに精通したオーストラリア出身のチェルシーさんのアドバイスを交えながら、初心者向けのスキー&スノーボードガイドをお届けします。
ゲレンデに出る前に
スキー? or スノーボード?どっちを選ぶ?
スキーとスノーボード、どちらから始めるべきか明確なルールはありません。まずは、自分が興味を持った方を選んでOKです。ただ、「どっちが自分に向いているのかわからない…」と迷う場合は、これまでの経験を基準に考えてみましょう。
Rhythmのスタッフ、チェルシーさんはこうアドバイスします。
「サーフィンやスケートボードをやったことがあるなら、スノーボードの方がスムーズに始められるかもしれません。逆に、そういった経験がなければスキーがおすすめです。スキーは習得しやすいですが、上達には時間がかかります。一方で、スノーボードは最初は少し難しく感じるかもしれませんが、コツをつかめば上達が早いのが特徴です。」
どちらを選んでも、それぞれに魅力があります。大切なのは、自分に合ったスタイルで楽しむこと。もし、やってみて「やっぱり違うかも?」と感じたら、Rhythm雪ニセコ店のレンタルならスキーとスノーボードのギアを自由に交換できるので、実際に試しながら自分に合う方を見つけてみましょう!
服装はどうする?
スノースポーツが初めての方は、まずはレンタルでスキー・スノーボードウェアやギアを試してみるのがおすすめです。「このスポーツが好きになれるか分からない…」という方も、まずは一度体験してから、自分に合った物を揃えていくのがベストです。
雪ニセコにご宿泊される方は、館内のスキーショップRhythmで必要なウェアやギアすべてをレンタル可能!ただし、ゴーグル、手袋、靴下、ネックウォーマーは衛生上レンタルできないため、Rhythm雪ニセコ店での購入をおすすめします。
もし、すでに「マイギアを揃えたい!」と決めている方は、適切なアイテムを選ぶためのポイントをチェックして、快適に楽しめるように準備しましょう。
服装ガイド
ゲレンデで快適に過ごすためには、防寒対策が重要です。基本は冬のアウトドアと同じで、重ね着(レイヤリング)を意識すると、寒さを防ぎつつ快適に動けます。ここでは、スキー、スノーボードに適したウェアの選び方をご紹介します。
ベースレイヤー(肌着)
最も重要なのがベースレイヤー。最初に身に着けるベースレイヤーが体温を維持し、汗を吸収して快適さを保つ役割を果たします。チェルシーさんによると「メリノウールが一番おすすめです」とのこと。メリノウールは保湿性が高く、蒸れにくいのが特徴です。「私は、ミッドレイヤーとしてフリースかダウンのパフベストをよく着ています」とアドバイスしてくれました。
アウターレイヤー(防寒着)
アウターについて、チェルシーさんはこうアドバイスしています。「適切なミッドレイヤーとベースレイヤーが揃っていれば、シェルジャケットで十分です。寒がりな方は、厚手のインサレーションジャケットを選ぶのもおすすめです」
ゲレンデでは、雪や風を防ぎながら、動きやすさを確保するためにも、少しオーバーサイズの物を選ぶのもポイント。タイトすぎるアウターは動きを制限してしまうので、注意が必要です。さらに、防水性があり、品質の良い物を選ぶことも重要。雪の上で長時間過ごすことになるので、快適に楽しむためにもアウター性能にはこだわりましょう!
靴下
靴下は意外と見落としがちですが、快適に楽しむためにはとても重要なアイテムです。チェルシーさんはスキー専用のソックスをおすすめしています。
「スキーソックスはとても快適です。すねの打撲を防ぎ、普通の靴下よりも暖かく保ってくれます。質の良い物なら防臭効果もあり、快適に使えます」
防寒だけでなく、フィット感や耐久性も考慮して、自分にあったスキーソックスを選びましょう!
Rhythmのチェルシーさん
アクセサリー
グローブorミトン?どちらを選ぶ?
手を寒さや風から守るだけでなく、怪我のリスクを軽減するためにも、グローブ、ミトンは重要アイテムです。特にスキーをする方にとっては、ポールを握るためのグリップ感も重要になります。
とにかく暖かさを重視するならミトン。手全体をくるむようになり、指同士の温度で暖かくなるので保温性が抜群、ただ、ポールを握ったり、ブーツのバックルを閉めたり、ポケットの開け閉めなどの細かい作業がしにくい点はあります。
動かしやすさを優先するならグローブ。指が自由に動かせるので、グローブをつけたまま細かい作業をすることができます。ただ、ミトンに比べると保温性は低くなります。
また、暖かさをキープするには、グローブライナーを使うことをおすすめします。薄手のインナーライナーを使うと、保温性がアップし、さらに快適になります。メリノウールや合成繊維のものを選ぶと、吸湿性も高まり、汗による冷えも防ぐことができます。保温性と動きやすさと、どちらを優先したいかを考えて、自分に合った物を選びましょう!
バラクラバ & ネックウォーマー
最後に忘れてはいけないのが、バラクラバとネックウォーマー。どちらも軽量で保温性があり、首や顔を寒さや風から守ってくれる大切なアイテムです。どちらがいいかは、使用シーンや好みによります。ネックウォーマーは首から頬までカバーできて、寒いときはさらに引き上げて防寒対策ができます。バラクラバは、首から頭まですっぽり覆い、目の部分だけ開けたタイプ。特に寒い日や吹雪の中でのライディングに最適です。
どちらを選ぶにしても、メリノウール、フリース、合成繊維などの高品質な素材を選ぶことがポイント。暖かさと快適さを両立し、ゲレンデでの時間をより快適い過ごしましょう!
スキー・スノーボードギア
スキー、スノーボードを楽しむには適切なギアが欠かせません。しかし、初心者にとっては「どれを選べばいいの?」と迷ってしまうことがあるでしょう。でも安心してください!Rhythm雪ニセコ店のようなレンタルショップでは、専門スタッフがあなたにぴったりなギアを選ぶお手伝いをしてくれます。
スキー、スノーボードの選び方
スキーやスノーボードには、様々な形状があります。Rhythmでは「ロッカー(Rocker)」が少し入ったギアをおすすめしています。ロッカーはスキーやスノーボードの先端と後端が少し反り上がった形状で、ターンがしやすく初心者向け。別の形状でキャンバー(Camber)は中央が弧を描くような形状になっており、エッジのグリップ力が高いのが特徴ですが、操作には慣れが必要になってきます。初心者の方は、ロッカーが入ったミディアムからミディアムソフトのやわらかめのギアを選ぶと、ターンがしやすく練習にも最適です。
ギアを選ぶとき、自分の身長に合った長さを選ぶことも重要です。初心者がスキーを選ぶときは、自分の鼻の高さくらいが目安。スノーボードは顎から鼻の高さが理想的です。これを基準に、自分の体格や滑り方に合ったものを選びましょう。
スノーボードをする場合、どちらの足を前にするか(スタンス)を決める必要があります。サーフィンやスケートボードをやったことがある人は、自分の特異な足を前にすると滑りやすいです。未経験の方は、滑りながら自然なスタンスを探すのが良いでしょう。
また、ビンディングのセッティングも考慮しましよう。初心者は狭めのスタンス(足幅)から始めて、慣れてきたら広げていくのがおすすめです。ビンディングの角度も重要で、最初は「ダックスタンス(Duck Stance)」という両足が外向きになるセットアップが、前後どちらの方向にも滑りやすいおすすめのスタイルになります。
スキー、スノーボードのギア選びは最初は難しく感じるかもしれませんが、レンタルショップの専門スタッフがサポートしてくれるので心配はいりません。まずは試してみて、自分に合ったギアを見つけていきましょう!
ストックの選び方
スキーをする際、適切な長さのストックを選ぶことも非常に大切です。ストックは滑走中の安定性を高め、平坦な地形で前に進む際のサポートにもなります。
ストックの長さは新著うに合わせて選ぶのが基本ですが、簡単な目安として、以下の方法でチェックできます。まず、ストックを逆さまにして(グリップを下、先端を上)、腕を体に沿わせた状態で、スノーバスケット(ポールの先端についている丸い部分)のすぐ下を持ちます。このとき、肘が90度の角度になっていれば、適切な長さと言えます。もしぴったりの長さが見つからない場合は、少し短めを選ぶ方が扱いやすいのでおすすめです。
ブーツの選び方
ブーツは、スキー、スノーボードの快適さを左右する重要なアイテム。自分に合ったサイズとフィット感のブーツを選ぶことが、快適な滑りを楽しむ鍵になります。ゲレンデでは一日中ブーツを履いて過ごすので、慎重に選びましょう。
ブーツは、ぴったりフィットするものを選ぶのが理想です。きつ過ぎると足が圧迫され、つま先がしびれる原因に。ただ逆に緩すぎると、ターンの時にブーツの中で足が動いてしまい、安定性が無くなってしまいます。つま先がブーツの先端に「ほんの少し触れる程度」のサイズ感がベストです。また、初心者の方には柔らかめ(ソフトフレックス)のブーツがおすすめです。硬いブーツは操作が難しく、柔らかい方が扱いやすくなります。
Rhythm雪ニセコ店では、3Dフットスキャナーを導入しています。足の形をスキャンし、スタッフがあなたに最適なブーツを提案してくれます。快適なフィット感を求める方は、是非試してみてください。
ブーツ選びのワンポイント:足はむくみやすい部位でもあるため、むくみが出やすい午後や夕方にブーツフィッティングをするのがおすすめです。
ゴーグル&ヘルメット
ウェアだけでなく、ゴーグルとヘルメットの着用も安全のためには欠かせません。ヘルメットは頭部を保護するだけでなく、寒さから頭や耳を守る役割もあります。選ぶ時は、しっかりフィットするものを選びましょう。
ゴーグルもスノースポーツには欠かせないアイテムです。目を保護するだけでなく、雪の中での視界を確保し、快適に滑るために重要な役割を果たします。ゴーグルには様々なレンズの種類があり、天候によって適したものを選ぶ必要があります。
チェルシーさんは、次のように説明してくれました。「ニセコや日本のスキー場は、曇りの日が多く、太陽があまり出ないことが多いです。そのため、より多くの光を取り込む『明るめのレンズ』が適しています。逆に、ヨーロッパのように晴れる日が多いスキー場では、光を抑えるため『暗めのレンズ』が向いています。どんな環境で滑るかによって、選ぶレンズの種類が変わってきます」
状況に対応できるレンズを選ぶのが理想ですが、もし様々な天候でスキーやスノーボードを楽しむ予定なら、天候に応じて使い分けられるように、複数のゴーグルを持つか、レンズを交換できるタイプのものを選ぶのがおすすめです。
また、ゴーグルとヘルメットを購入する際は、Rhythmでは同時購入を推奨しています。ほとんどのゴーグルはヘルメットと合わせやすい設計になっていますが、実際に試着してフィット感を確認することが大切。しっかりと快適に装着できるものを選び、ゲレンデでの視界と安全性を確保しましょう!
ゲレンデでの過ごし方
まず何をすればいい?
スキー、スノーボードを楽しむ前に、ストレッチとウォーミングアップは必須です。どんなスポーツでも、体をしっかり準備してから始めることで、怪我のリスクを減らし、パフォーマンスを向上させることができます。
初心者の方には、インストラクターのレッスンを受けることをおすすめします。Rhythm Ridesのようなスクールで基礎をしっかり学ぶことで、より安全に楽しむことができます。
チェルシーさんも「レッスンを受けると上達が全然違うので、ぜひ試してみてください。もし、上手な友達がいるなら、一緒に言ってアドバイスをもらうのもいいですね。それ以外は、とにかく楽しむことが大事!」とアドバイスしています。
スキーやスノーボードを始めたばかりの頃は、どうしても転んでしまうもの。それは全く問題ありません。チェルシーさんは「最初は何度も転ぶと思いますが、大丈夫です。ゲレンデはみんなが練習する場所なので、誰も気にしていません。特にリフトの乗り降りは少し難しく、降りる時にバランスを崩すこともあります。でも、心配しないでください。誰もジャッジしませんし、転んでも大丈夫。最初は難しくてイライラすることもあるかもしれませんが、続けていけば絶対に上達して、最高に楽しくなりますよ!!」と言います。転ぶこともスノースポーツの一部。リラックスして、思いっきり楽しむことが大切です。
どこのスキー場に行けばいい?
ニセコには4つのスキーリゾートがあります。グラン・ヒラフ、HANAZONO、アンヌプリ、ニセコビレッジ、それぞれに初心者向けの「グリーンラン(初心者向けコース)」があり、リゾート間はシャトルバスで移動もできます。
写真:ニセコユナイテッド
ニセコで2シーズン過ごしているチェルシーさんは、初心者にはアンヌプリとニセコビレッジをおすすめしています。「アンヌプリは広々としていて、比較的平坦な斜面が多いので、初心者には最適なスキー場だと思います。ニセコビレッジも景色が美しく、穏やかで滑りやすいグリーンランがあります。どちらも本当におすすめです」
「もし、グラン・ヒラフエリアに滞在しているなら、エースゴンドラ付近の「ファミリーコース」やキングゴンドラ下の「望洋コース」のグリーンランエリアが初心者に最適なコースです」とのアドバイス。
ニセコには初心者でも楽しめるコースが充実しているので、自分のレベルにあったスキー場、コースを選んで安心してゲレンデデビューを楽しみましょう。ニセコのゲレンデに関する詳しいガイドは、こちらのブログをご覧ください。
はじめてのスキー・スノーボードの後、どうやって上達する?
最も効果的な上達方法は、レッスンを継続すること。もし、レッスンを受けずに自主練習をする場合は、まずはレッスンで滑ったコースを繰り返し練習し、自信をつけることが大切です。
チェルシーさんも「最初に習ったコースを繰り返し滑って、しっかり慣れることが大事。その後は、自分に少し負荷をかけてみるのがポイント。もちろん安全第一だけれど、新しいことにチャレンジしないと上達しません。赤コース(中級)や黒コース(上級)に挑戦してみてもいいかもしれません。難しく無理!となった時には、最悪お尻で滑り降りればいいだけですから(笑)」とアドバイスしてくれました。
更に周りの人にアドバイスをもらうのも上達の近道とも言います。
「私がスノーボードを始めたとき、上手な人に『ワンポイントアドバイスをください』って聞いてみたんです。そしたら、すごく役に立つアドバイスをもらって、すぐに上達できました。みんなそれぞれ違う滑り方やコツをもっているので、気軽にきいてみるのがおすすめ」と付け加えてくれました。
このガイドで紹介しきれていないことや、もっと詳しく知りたいことがあれば、Rhythm雪ニセコ店にぜひ立寄ってみてください。スタッフが丁寧に質問に答え、初めてのスキー、スノーボードが楽しくなるようにサポートしてくれます!



